2026.04.25

レポートは英語でなんて言う?report・paper・essayの違いと英語レポートの書き方

「レポートって英語でなんて言うの?」「reportとpaperとessayの違いは?」「英語のレポートの書き方がわからない」

大学で英語のレポートを求められたとき、そもそも「レポート」を英語でどう呼ぶのかすらわからないという学生は少なくありません。

さらに、英語のレポートには日本語のレポートとは異なる独自のルールやフォーマットがあり、知らないまま書くと大幅に減点されます。

この記事では、レポートの英語表現(report・paper・essay)の違いから、英語レポートの構成・フォーマット・使える英語表現・NG表現まで完全に解説します。

「レポート」は英語でなんて言う?

日本語で「レポート」と呼ばれるものは、英語では文脈によって異なる単語が使われます。

report・paper・essayの違い

英語 意味 特徴 使われる場面
report 報告書 調査・実験の結果を客観的にまとめるもの 理系の実験レポート、ビジネス報告書
paper 論文・レポート 学術的な文章全般を指す。大学で最も一般的 大学の課題レポート、研究論文
essay 小論文 テーマに対して自分の意見を論じる短い文章 入試、授業の意見レポート
thesis 学位論文 修士・博士課程の研究論文 大学院の修士論文・博士論文
dissertation 学位論文 thesisと同義(主にイギリス英語で修士論文) 大学院の学位論文

大学の課題レポートは「paper」が最も一般的です。

「I have to write a paper for my sociology class.」(社会学のレポートを書かないといけない)のように使います。

レポートに関する英語フレーズ

日本語 英語
レポートを書く write a paper / write a report
レポートを提出する submit a paper / turn in a paper
レポートの締め切り The paper is due on [日付]
レポートの課題が出た I was assigned a paper
レポートを書き終えた I finished writing my paper
5,000字のレポート a 5,000-word paper
A4で3枚のレポート a three-page paper
参考文献リスト bibliography / references / works cited

英語レポートと日本語レポートの違い

英語のレポートには、日本語のレポートとは根本的に異なるルールがいくつかあります。

項目 日本語レポート 英語レポート
構成 序論→本論→結論 Introduction → Body → Conclusion(基本は同じ)
主語 「筆者は」を使うことがある 「I」は原則使わない(客観性重視)
結論の位置 最後に書く 序論でThesis Statement(主張)を先に述べる
段落 1文ごとに改行が多い 1パラグラフに複数文(トピックセンテンス+サポート)
フォント MS明朝 10.5pt Times New Roman 12pt
行間 1行 ダブルスペース(2行)
引用形式 統一的なルールは緩い APA/MLA/Chicagoなど厳密に指定
剽窃への厳しさ 減点〜不合格 即不合格・退学の可能性あり

最大の違いは「Thesis Statement」の存在です。

日本語のレポートでは結論は最後に書きますが、英語のレポートでは序論の最後に「このレポートの主張」を1文で明示します。

英語レポートの基本構成

全体構成

パート 英語名 役割 割合
序論 Introduction 背景+Thesis Statement(主張) 10〜15%
本論 Body 根拠を示して主張を展開する 70〜80%
結論 Conclusion 議論を要約して結論を述べる 10〜15%

Introduction(序論)の構成

要素 英語名 内容
背景・導入 Hook / Background 読者の興味を引く情報やテーマの背景
文脈の説明 Context テーマの重要性や現状
主張 Thesis Statement このレポートで主張すること(序論の最後に1文で)

Thesis Statementの例:

「This paper argues that social media has a significant negative impact on the mental health of young adults.」

(本レポートは、SNSが若年成人のメンタルヘルスに重大な悪影響を与えていることを論じるものである。)

Body(本論)の構成

本論はパラグラフ(段落)の集合体です。

1パラグラフの構造は以下のとおりです。

要素 英語名 文の数
主張 Topic Sentence 1文
根拠・説明 Supporting Sentences 3〜5文
まとめ Concluding Sentence 1文

Conclusion(結論)の構成

要素 内容
Thesis Statementの再提示 序論の主張を別の表現で再度述べる
本論の要約 各パラグラフの要点をまとめる
最終的な見解 研究の意義や今後の展望を述べる

英語レポートのフォーマット(APA・MLA)

英語のレポートでは、フォーマット(書式)が厳密に指定されます。

最も一般的なのはAPA形式MLA形式です。

APA形式とMLA形式の比較

項目 APA形式 MLA形式
主な分野 社会科学・心理学・教育学 人文科学・文学・言語学
文中引用 (著者名, 年) (著者名 ページ数)
参考文献名 References Works Cited
表紙 別ページで必要 不要(1ページ目左上に記載)
フォント Times New Roman 12pt Times New Roman 12pt
行間 ダブルスペース ダブルスペース
余白 1インチ(約2.54cm) 1インチ(約2.54cm)

教授の指定がなければ、まず「APA or MLA?」と確認するのが鉄則です。

共通のフォーマット設定

設定項目 推奨値
フォント Times New Roman 12pt
行間 ダブルスペース(2.0)
余白 上下左右1インチ(2.54cm)
インデント 各段落の先頭をTabキー1回分(0.5インチ)
ページ番号 右上(ヘッダー)にページ番号
テキストの配置 左揃え(Justified不要)

英語レポートで使える表現集

英語レポートで頻出する表現をパート別にまとめました。

Introduction(序論)で使う表現

用途 英語表現 日本語訳
テーマの導入 In recent years, … has become a major issue. 近年、…が大きな問題となっている。
目的の提示 The purpose of this paper is to examine … 本レポートの目的は…を検討することである。
主張 This paper argues that … 本レポートは…を主張するものである。
構成の予告 This paper is organized as follows. 本レポートは以下のように構成されている。

Body(本論)で使う表現

用途 英語表現 日本語訳
引用する According to Smith (2020), … Smith(2020)によると…
追加する Furthermore, … / In addition, … さらに… / 加えて…
対比する On the other hand, … / However, … 一方で… / しかし…
具体例 For example, … / For instance, … 例えば…
原因を述べる This is because … / This is due to … これは…が原因である。
結果を述べる As a result, … / Consequently, … その結果… / したがって…

Conclusion(結論)で使う表現

用途 英語表現 日本語訳
まとめ In conclusion, … / To summarize, … 結論として… / 要約すると…
結果の再確認 This paper has demonstrated that … 本レポートは…を示した。
今後の課題 Further research is needed to … …についてさらなる研究が必要である。

英語レポートで使ってはいけない表現

英語のアカデミックライティングには厳格なNG表現があります。

NG表現と言い換え

NG表現 理由 言い換え
I think … 主観的すぎる It can be argued that … / The evidence suggests that …
a lot of 口語的 a significant number of / numerous
get 口語的 obtain / acquire / receive
things 曖昧すぎる factors / aspects / elements
kind of / sort of 曖昧・口語的 somewhat / to some extent
don’t / can’t / won’t 短縮形はNG do not / cannot / will not
etc. 曖昧 among others / and so forth(できれば具体的に列挙)
you レポートで二人称は不適切 one / individuals / people

基本動詞の言い換え

口語(NG) 学術的(OK)
have to must / be required to
make create / produce / generate
take off remove / eliminate
look at examine / analyze / investigate
find out discover / determine / identify
go up increase / rise / escalate
go down decrease / decline / diminish

英語レポートの引用ルール

英語圏の大学では剽窃(Plagiarism)への対応が非常に厳しいです。

引用のルールを破ると、レポートが0点になるだけでなく、そのクラス自体が落第になる場合もあります。

引用の2つの方法

方法 英語名 やり方
直接引用 Quotation 原文をそのまま ” ” で囲んで引用
間接引用 Paraphrase 原文の内容を自分の言葉で言い換えて引用

引用形式(APA / MLA)と方法(直接引用 / 間接引用)の組み合わせによって、例文の書き方が異なります

形式 方法 例文
APA 直接引用 Smith (2020) states that “social media has a profound impact on young adults” (p. 45).
APA 間接引用 According to Smith (2020), social media significantly affects the mental health of young people.
MLA 直接引用 Smith argues that “social media has a profound impact on young adults” (45).
MLA 間接引用 Social media significantly affects the mental health of young people (Smith 45).

英語レポートの完成チェックリスト

チェック項目 確認
Thesis Statementは序論の最後にあるか
各パラグラフにTopic Sentenceがあるか
「I」を使っていないか(教授の指示がない限り)
短縮形(don’t, can’tなど)を使っていないか
口語的な表現(a lot of, thingsなど)がないか
フォントはTimes New Roman 12ptか
行間はダブルスペースか
引用は指定された形式(APA/MLA)に準拠しているか
参考文献リスト(References/Works Cited)があるか
スペルチェックを実行したか

英語レポート作成をサポートするサービス

「英語でレポートを書く時間がない」「構成を考えるのが苦手」という方向けに、サービスを紹介します。

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カスタマイズ 文字数・品質ランク・論述スタイル・参考文献数など詳細設定が可能
生成時間 平均3〜5分で完成
出力形式 Word・PDF・テキストでダウンロード可能

日本語のレポートだけでなく、英語レポートの構成や表現の参考にも活用できます。

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まとめ

レポートの英語表現と、英語レポートの書き方について解説しました。

ポイント 内容
レポートの英語 report(報告書)・paper(大学の課題)・essay(小論文)
日本語との最大の違い 序論の最後にThesis Statement(主張)を明示する
構成 Introduction → Body → Conclusion
フォーマット Times New Roman 12pt、ダブルスペース、1インチ余白
引用形式 APA形式(社会科学系)またはMLA形式(人文系)
NG表現 I think / a lot of / don’t(短縮形)/ you など
剽窃の厳しさ 即不合格・退学の可能性あり。引用ルールは厳守

英語レポートは「ルールが厳密だが、ルールさえ守れば評価される」のが特徴です。

この記事の表現集とチェックリストを活用して、英語レポートに自信を持って取り組んでください。

日本語レポートの書き方についてはレポートの書き方完全ガイド、引用の書き方は引用の書き方ガイドもご覧ください。

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