2026.04.25

レポートはですます調?である調?|使い分けの基準&語尾一覧で完全解説

「レポートって、ですます調で書いていいの?」「である調との違いは?」「混ざってしまうのはNG?」

大学のレポートを書くとき、「ですます調」と「である調」のどちらを使うべきかは、多くの学生が最初に悩むポイントです。

結論から言えば、大学のレポートは原則として「である調」で書きます。

ただし、課題の種類や教授の指示によっては「ですます調」が適切な場合もあります。

大切なのは「どちらを使うか」よりも、ひとつのレポートのなかで文体を統一することです。

この記事では、レポートの文体についてですます調とである調の違い、使い分けの基準、語尾のバリエーション一覧、変換テクニック、よくある間違いまで完全に解説していきます。

「ですます調」と「である調」の違い

まず、2つの文体の基本的な違いを整理しましょう。

「ですます調」は正式名称を「敬体」といい、丁寧で柔らかい印象をあたえます。

「である調」は正式名称を「常体」といい、簡潔で客観的な印象をあたえます。

新聞の社説や学術論文はすべて「である調」で書かれています。

大学のレポートも学術文書の一種であるため、原則として「である調」が使われるのです。

「ですます調」はビジネスメールやプレゼン資料で使われることが多く、レポートとは使いどころが異なります。

項目 ですます調(敬体) である調(常体)
語尾の例 〜です。〜ます。〜でした。 〜である。〜だ。〜であった。
印象 丁寧・柔らかい・親しみやすい 簡潔・客観的・説得力がある
使われる場面 ビジネスメール・感想文・プレゼン 学術論文・レポート・新聞社説
文字数効率 語尾が長くなりがち 簡潔で文字数を節約できる
大学レポート 原則NG(例外あり) 原則こちらを使う

なぜレポートは「である調」なのか

大学のレポートで「である調」が求められる理由は3つあります。

第一の理由は「学術的な慣習」です。

学術論文や研究報告書はすべて「である調」で書かれており、レポートもこの慣習にしたがいます。

第二の理由は「客観性と説得力」です。

「〜と考える」は客観的な分析に見えますが、「〜と考えます」は主観的で柔らかい印象をあたえてしまいます。

第三の理由は「簡潔さ」です。

「である調」は語尾が短いため、限られた文字数のなかでより多くの情報を伝えられるのです。

ですます調 である調
日本の相対的貧困率は15.4%に達しています。この数値は先進国のなかでも高い水準です 日本の相対的貧困率は15.4%に達している。この数値は先進国のなかでも高い水準である
この結果から、SNSが若者のメンタルヘルスに悪影響をあたえている可能性があると考えられます この結果から、SNSが若者のメンタルヘルスに悪影響をあたえている可能性があると考えられる

「ですます調」を使ってもいい場面

原則は「である調」ですが、以下の場面では「ですます調」が適切なこともあります。

リアクションペーパーは授業の感想を教授に伝えるものであり、丁寧さが求められるため「ですます調」でかまいません。

感想レポートも主観的な内容が中心となるため、「ですます調」が許容されるケースが多いです。

社会人のビジネスレポートでは上司への報告書にあたるため、敬意を示すために「ですます調」が基本です。

迷ったら「である調」を選べば間違いありません。

場面 文体 理由
リアクションペーパー ですます調OK 授業の感想。丁寧さが求められる
感想レポート ですます調OK 主観的な内容が中心
教授が「ですます調で」と指定 ですます調 教授の指示が最優先
社会人のビジネスレポート ですます調 上司への報告書。敬意を示す
論じなさい / 分析しなさい型 である調 学術的な内容。客観性と論理性が必要
まとめなさい型 である調 事実の整理が中心。簡潔さが重要

「である調」の語尾バリエーション一覧

「である調」で書くとき、語尾が「〜である」の繰りかえしになるのが最大の悩みではないでしょうか。

じつは「である調」には多彩な語尾のバリエーションがあります。

これらを使い分ければ、単調さを避けて読みやすい文章に仕上がります。

事実を述べる語尾

結果やデータなど、客観的な事実を述べるときに使う語尾です。

同じ語尾が3回以上連続しないように、複数の表現をローテーションで使いましょう。

語尾 例文
〜である 日本の貧困率は15.4%である。
〜だ これは深刻な数値だ。
〜であった 調査の結果、有意差が認められた。
〜ている 近年、SNSの利用率は増加している。
〜た 橋本(2018)は格差の拡大を指摘した。
〜れている この理論は広く支持されている。

分析・考察の語尾

考察で自分の分析を述べるときに使う語尾です。

「考えられる」「推察される」「示唆される」を交互に使うと、文章にリズムが生まれます

語尾 例文
〜と考えられる この結果は、経済格差が原因であると考えられる。
〜と推察される 生活環境が影響していると推察される。
〜と言える SNSの影響は無視できないと言える。
〜が示唆される 因果関係の存在が示唆される。
〜と指摘されている この問題は複数の研究で指摘されている。
〜可能性がある ほかの要因が影響している可能性がある。

必要性・提案の語尾

結論で今後の課題や必要な対策を述べるときに使う語尾です。

「必要である」「求められる」「べきである」を主張の強さに応じて使い分けるのがコツです。

語尾 例文
〜が必要である さらなる調査が必要である。
〜が求められる 包括的な対策が求められる。
〜べきである 制度の見直しを行うべきである。
〜が重要である この視点を持つことが重要である。
〜が不可欠である 教育への投資が不可欠である。

「ですます調」→「である調」の変換テクニック

感想文のクセが抜けず、つい「ですます調」で書いてしまう方のための変換テンプレートです。

左の「ですます調」を右の「である調」に機械的に置きかえるだけで、正しい文体のレポートに変わります。

特に「〜と思います」→「〜と考えられる」の変換は、レポートの品質を大きく向上させるポイントです。

「思う」は主観的な表現ですが、「考えられる」は客観的な分析の表現だからです。

ですます調 である調
〜です 〜である / 〜だ
〜ます 〜る / 〜た
〜でした 〜であった / 〜だった
〜でしょう 〜であろう / 〜だろう
〜と思います 〜と考えられる / 〜と考える
〜ではないでしょうか 〜ではないだろうか / 〜と推察される
〜が必要です 〜が必要である
〜が見られます 〜が見られる / 〜が認められる
〜されています 〜されている
〜かもしれません 〜可能性がある / 〜と推測される

混在は絶対NG!よくある間違いパターン

「ですます調」と「である調」を混ぜるのは最も大きな減点ポイントです。

教授は文体の混在を見つけると、「基本的な文章ルールを理解していない」と判断します。

以下の3つのNGパターンに心当たりがないか、確認してみてください。

NG1:途中から文体が変わる

レポートの前半は「である調」で書いていたのに、後半になって「ですます調」が混じるパターンです。

疲れてくると無意識にふだんの話し言葉が出てしまうのが原因です。

提出前にかならず全文を読みかえして、文体の統一を確認しましょう。

区分 例文
NG 「SNSの利用率は年々増加している。特に10代の利用率は90%を超えています。これは社会的に重要な問題である。対策が必要です。」
OK 「SNSの利用率は年々増加している。特に10代の利用率は90%を超えている。これは社会的に重要な問題である。対策が必要である。」

NG2:引用部分で混在する

間接引用(自分の言葉で要約する引用)のなかで「ですます調」が混じるパターンです。

ただし、直接引用(「 」で囲んだ原文そのまま)のなかの「ですます調」はそのままでかまいません。

原文を改変してはいけないからです。

区分 例文
NG(間接引用) 「橋本(2018)によると、格差が拡大しています。」
OK(間接引用) 「橋本(2018)によれば、格差は拡大している。」
OK(直接引用) 橋本(2018)は「格差は拡大しています」と述べている。(原文のまま)

NG3:見出しと本文で文体が異なる

見出しに「ですます調」を使い、本文は「である調」で書いているパターンです。

見出しは体言止め(名詞で終わる形)にするのが最もスマートです。

区分 例文
NG 見出し:「SNSは危険です」 本文:「SNSの利用は増加している。」
OK 見出し:「SNSの危険性」 本文:「SNSの利用は増加している。」

レポートで使ってはいけない表現

文体以外にも、レポートで避けるべき表現があります。

最も注意すべきは「〜だと思う」という表現です。

「思う」は主観的な印象を述べる言葉であり、レポートでは「〜と考えられる」「〜と推察される」に置きかえましょう。

「すごく」「めっちゃ」「やっぱり」などの口語表現も、学術文書にはふさわしくありません。

体言止め(名詞で文を終える)もレポートでは不適切です。

NG表現 理由 言い換え
〜だと思う 主観的すぎる 〜と考えられる / 〜と推察される
〜な気がする 根拠がない印象をあたえる 〜の可能性がある / 〜と示唆される
すごく / とても / めっちゃ 口語的であいまい 著しく / 顕著に / 大幅に
やっぱり / やはり 口語的 結果として / 予想どおり
〜じゃない 口語的 〜ではない
〜しちゃう 口語的 〜してしまう
体言止め レポートでは不適切 述語を最後までつける

社会人レポートの文体

社会人がビジネスで書くレポートは、大学のレポートとは逆に「ですます調」が基本です。

上司や経営層に向けた報告書であるため、敬意を示す「ですます調」が求められます。

ただし、調査・分析レポートなど客観的なデータ報告が中心の場合は「である調」でもかまいません。

社会人のレポートの書き方全般は社会人のレポートの書き方ガイドをご覧ください。

場面 文体 理由
研修報告書 ですます調 上司への報告。敬意を示す
出張報告書 ですます調 上司・経営層が読む
業務改善提案書 ですます調 社内文書として丁寧さが必要
調査・分析レポート である調でもOK 客観的なデータ報告の場合
昇格試験レポート ですます調が無難 評価者への敬意

文体チェックリスト

レポートを提出するまえに、以下の7項目をかならずチェックしてください。

特に「同じ語尾が3回以上連続していないか」は、読みやすさに直結する重要なポイントです。

チェック項目 確認
「である調」で統一されているか(教授の指定がない限り)
「ですます調」が混在していないか
同じ語尾が3回以上連続していないか
「〜と思う」「〜な気がする」を使っていないか
口語表現(すごく・やっぱり・〜じゃない)がないか
体言止めを使っていないか
直接引用のなかのですます調はそのままにしているか

文体に悩んだときの解決策

「文体を統一するのが面倒」「語尾がどうしても単調になる」という方にむけて、レポート作成を効率化するサービスを紹介します。

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LUCID(ルシッド)は、科目名と課題内容を入力するだけで、正しい「である調」のレポートをAIが自動作成するサービスです。

語尾のバリエーションも自動で最適化されるため、単調な文章になる心配がありません。

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まとめ

レポートの文体(ですます調・である調)について解説してきました。

文体は「一度ルールをおぼえれば、すべてのレポートで使える」基礎スキルです。

この記事の変換テンプレートと語尾一覧を活用して、正しい文体でレポートを書きましょう。

ポイント 内容
大学レポートの原則 「である調」(常体)で書く
「である調」の理由 学術的慣習・客観性と説得力・簡潔さ
「ですます調」OKの場面 リアクションペーパー・感想レポート・教授の指定・社会人レポート
最大のNG 「ですます調」と「である調」の混在
語尾の単調さ対策 同じ語尾を3回連続させない。バリエーション一覧を活用
避けるべき表現 〜と思う・すごく・やっぱり・体言止め

レポートの書き方全般はレポートの書き方完全ガイド、構成についてはレポートの構成の作り方もご覧ください。

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