2026.04.26

レポートの画像引用の書き方|出典の書き方・著作権ルール・Wordでの挿入方法を解説

「レポートにネットの画像を使っていいの?」「画像の出典ってどう書くの?」「著作権は大丈夫?」

レポートに画像や写真を入れると、文章だけでは伝わりにくい情報を視覚的に表現できます。

しかし、インターネットで見つけた画像をそのまま貼りつけると著作権侵害にあたる可能性があります。

画像の引用には「出典を明記する」「自分の文章が主で画像が従である」といった守るべきルールがあるのです。

ルールを守らずに画像を使うと、最悪の場合レポートが不合格になるだけでなく、懲戒処分の対象になることもあります。

この記事では、レポートにおける画像の引用について引用の基本ルール、出典の書き方、使ってもよい画像の種類、Wordでの挿入方法、NG例まで完全に解説していきます。

レポートで画像を使う前に知るべき著作権の基本

インターネット上の画像はほぼすべてに著作権があります。

「ネット上で公開されているから自由に使える」というのは間違いです。

ただし、著作権法第32条では「公表された著作物は引用して利用することができる」と定められています。

つまり、正しい引用のルールを守れば、他人の著作物(画像を含む)をレポートに使うことが法律上認められているのです。

逆に言えば、ルールを守らない使用は「引用」ではなく「無断転載」や「剽窃」になってしまいます。

用語 意味 レポートでの扱い
引用 正しいルールにしたがって他人の著作物を使うこと ○ ルールを守ればOK
無断転載 出典を示さずに他人の著作物を使うこと × 著作権侵害
剽窃(ひょうせつ) 他人の著作物を自分のもののように使うこと × 懲戒処分の可能性あり

画像引用の5つのルール

レポートで画像を引用するさいには、以下の5つのルールをすべて守る必要があります。

ひとつでも欠けると「正当な引用」とは認められず、著作権侵害のリスクが生じます。

最も重要なのは「主従関係」です。

レポート全体のなかで自分の文章が「主」であり、引用した画像は「従」でなければなりません。

画像がレポートの大部分を占める構成は、引用の要件を満たさない可能性があります。

# ルール 詳細
1 主従関係を守る 自分の文章が「主」、引用した画像が「従」であること
2 出典を明記する 画像の直下に出典情報をかならず記載する
3 引用の必然性がある その画像がレポートの議論に必要であること
4 引用部分を明確に区別する どこからどこまでが引用かを明示する
5 原則として改変しない 画像をトリミングや加工しない(やむを得ない場合は「筆者加工」と明記)

画像の出典の書き方

引用した画像にはかならず出典を記載します。

出典は画像の直下に記載するのが一般的です。

出典元の種類(書籍・論文・Webサイト・政府機関など)によって書き方が異なるため、ここで正確な形式をおぼえておきましょう。

書籍・論文から引用した場合

書籍や論文に掲載されている画像・図を引用する場合は、著者名・発行年・書名・出版社・ページ番号を記載します。

これは文章の引用と同じ形式です。

出典元 書き方
書籍 出典:著者名(発行年)『書名』出版社, p.ページ番号
論文 出典:著者名(発行年)「論文タイトル」『雑誌名』巻号, p.ページ番号

Webサイトから引用した場合

Webサイトの画像を引用する場合は、サイト名・ページタイトル・URL・閲覧日を記載します。

Webサイトはいつ内容が変わるかわからないため、閲覧日の記載が必須です。

出典元 書き方
Webサイト 出典:サイト名「ページタイトル」URL(閲覧日:2026年〇月〇日)
政府機関の統計 出典:機関名「統計名」URL(閲覧日:2026年〇月〇日)

自分で撮影した写真の場合

自分で撮影した写真には出典は不要ですが、撮影日と撮影場所を記載するのが望ましいです。

特に理系の実験レポートやフィールドワークのレポートでは、いつどこで撮影したかが重要な情報になります。

出典元 書き方
自分で撮影した写真 (筆者撮影、2026年〇月〇日、〇〇にて)
自分で作成した図 (筆者作成)
複数の資料をもとに作成 (〇〇(年)および△△(年)をもとに筆者作成)

使ってもよい画像の種類

レポートに使う画像は、著作権の問題がないものを選ぶのが最も安全です。

著作権フリーの画像や、クリエイティブ・コモンズ(CC)ライセンスの画像を活用しましょう。

政府機関が公開している統計グラフや図表は、出典を明記すれば原則として自由に利用できます。

著作権を気にせず使える画像

以下の種類の画像は、出典を明記すれば著作権の問題なく使えます

特に政府機関の統計データは、レポートの根拠として非常に有用です。

種類 具体例 条件
政府機関の公開資料 総務省統計局のグラフ、環境省の資料 出典を明記すれば利用可能
クリエイティブ・コモンズ画像 Wikimedia Commons、Flickr(CC表示) ライセンス条件にしたがう
パブリックドメイン 著作権が消滅した古い絵画・写真 自由に利用可能
自分で撮影した写真 フィールドワーク・実験の写真 被写体の肖像権に注意
自分で作成した図・グラフ Excelで作成したグラフ、手書きの図 自由に利用可能

注意が必要な画像

以下の種類の画像は、引用のルールを厳密に守る必要があります。

特にSNSの画像は、投稿者の許可なく使用すると肖像権やプライバシー権の侵害にあたる可能性があるため注意しましょう。

種類 注意点
書籍・論文の図表 引用ルール(5つのルール)をすべて守れば使用可能
ニュースサイトの画像 引用ルールを守れば使用可能。ただし画像が「主」にならないこと
SNSの画像 肖像権・プライバシー権に注意。投稿者の許可を得るのが望ましい
Google画像検索の画像 検索結果=フリー素材ではない。著作権者を確認する必要あり
企業のロゴ・商品画像 商標権が関わる場合あり。引用の必然性が特に重要

画像の配置とキャプションの書き方

画像をレポートに挿入するさいの配置ルールとキャプション(説明文)の書き方を解説します。

画像(写真・グラフ・イラスト)はすべて「図」として扱います。

図のキャプションは図の下に記載するのがルールです。

表の見出しは表の上に書きますが、図のキャプションは図の下に書く点を混同しないよう注意しましょう。

キャプションの書き方

キャプションには「図番号」「タイトル」「出典」の3つを含めます。

図番号は「図1」「図2」のように通し番号で振ります。

タイトルは図の内容がひと目でわかるように簡潔かつ具体的に書きましょう。

要素 書き方
図番号 「図1」「図2」と通し番号 図1
タイトル 図の内容を簡潔に説明 日本の相対的貧困率の推移(2000〜2024年)
出典 引用元を明記 出典:厚生労働省「国民生活基礎調査」(閲覧日:2026年4月1日)

配置のルール

画像は本文中で最初に言及した箇所のすぐあとに配置します。

「図1に示すように」と書いたあと、すぐに図1が来るのが理想です。

画像の前後には1行ずつ空行を入れるのが一般的です。

ルール 詳細
配置位置 本文中で最初に言及した箇所のすぐあと
前後の空行 画像の前後に1行ずつ空ける
サイズ 余白のなかに収まるサイズにする
配置 中央揃えが一般的
ページまたぎ 画像がページをまたがないように調整

本文中での画像の参照方法

画像を挿入しただけでは不十分です。

本文中でかならず画像に言及する必要があります。

「図1に示すように」「図2を見ると」のように、本文のなかで図番号を使って参照してはじめて、画像がレポートの一部として機能します。

画像がポツンと置かれていて本文で一度もふれられていないのは、「なぜこの画像があるのか」が伝わらないためNGです。

参照の表現 例文
「図〇に示すように」 「図1に示すように、貧困率は2012年以降低下傾向にある。」
「図〇を見ると」 「図2を見ると、10代のSNS利用率が突出して高いことがわかる。」
「図〇から明らかなように」 「図3から明らかなように、有料化後にレジ袋の辞退率は急上昇した。」
「(図〇)」 「辞退率は80%に達した(図4)。」

Wordでの画像の挿入方法

Wordでレポートに画像を挿入する具体的な手順を解説します。

挿入した画像は「文字列の折り返し」を「行内」に設定すると、本文と一緒に移動するため管理しやすくなります。

「前面」や「背面」に設定すると、本文の編集時に画像がずれてしまうことがあるため注意しましょう。

手順 操作
1. 画像を挿入する位置にカーソルを置く 本文で図に言及した箇所のすぐ下
2. 画像を挿入 「挿入」タブ →「画像」→「このデバイス」→ ファイルを選択
3. サイズを調整 画像の角をドラッグしてサイズを調整(余白に収まるように)
4. 文字列の折り返しを設定 画像を右クリック →「文字列の折り返し」→「行内」を選択
5. 中央揃えにする 画像を選択した状態で「ホーム」タブ →「中央揃え」
6. キャプションを追加 画像の下に図番号・タイトル・出典を記載

画像引用のNG例と修正方法

レポートの画像引用でよくある5つのNGと修正方法を紹介します。

NG 問題点 修正方法
出典を書かずに画像を貼る 無断転載・剽窃にあたる 画像の直下にかならず出典を記載する
Google画像検索の結果をそのまま使う 検索結果=フリー素材ではない 著作権者を確認するか、フリー素材サイトの画像を使う
画像が「主」になっている 引用の要件(主従関係)を満たさない 自分の文章が全体の8割以上を占めるようにする
図番号やキャプションがない 本文中で参照できない 「図1 〇〇の推移」のように番号とタイトルをつける
本文中で画像にふれていない なぜこの画像があるのかわからない 「図1に示すように」と本文中で参照する

画像は文字数に含まれるか

画像そのものは文字数にカウントされません

キャプション(図番号・タイトル・出典)も一般的にはカウント対象外です。

ただし、本文中の参照文(「図1に示すように」の部分)は本文の一部としてカウントされます。

画像を入れすぎてページ数だけ増やすのは「かさ増し」と判断されるため注意しましょう。

要素 文字数カウント
画像そのもの × カウントしない
キャプション(図番号・タイトル・出典) × 一般的にはカウントしない
本文中の参照文(「図1に示すように」) ○ 本文の一部としてカウント

画像引用チェックリスト

レポートを提出するまえに、以下の8項目をかならずチェックしてください。

特に「すべての画像に出典が記載されているか」は最も重要かつ見落とされやすいポイントです。

チェック項目 確認
すべての画像に図番号(図1、図2…)がついているか
キャプション(タイトル)が画像の下に書かれているか
引用した画像にはすべて出典が記載されているか
本文中で「図〇に示すように」と参照しているか
自分の文章が「主」で、画像が「従」になっているか
画像を無断で改変・加工していないか
画像がページをまたいでいないか
画像のサイズが余白に収まっているか

画像や構成に困ったときの解決策

「画像の出典の書き方がわからない」「そもそもレポート全体が書けていない」という方にむけて、レポート作成を効率化するサービスを紹介します。

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まとめ

レポートにおける画像の引用について、ルールから実践方法まで解説してきました。

画像は「正しく引用すればレポートの説得力を高めるツール」ですが、ルールを守らなければ著作権侵害のリスクがあります。

出典の記載を徹底し、5つの引用ルールを守って安全に画像を活用しましょう。

ポイント 内容
画像引用の5つのルール 主従関係・出典明記・引用の必然性・明確な区別・原則改変なし
出典の位置 画像(図)の直下に記載
図番号 「図1」「図2」と通し番号。キャプションは図の下
使いやすい画像 政府機関の公開資料・CC画像・パブリックドメイン・自分の写真
本文での参照 「図〇に示すように」とかならず本文中でふれる
Wordでの挿入 「挿入」→「画像」→ サイズ調整 → 折り返し「行内」→ 中央揃え
文字数カウント 画像・キャプションはカウントしない。参照文はカウント対象

レポートの表の使い方は表の作り方ガイド、参考文献は参考文献の書き方ガイド、引用の適切な割合は引用だらけにならないコツもご覧ください。

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